日本の農畜産物輸出企業、香港に食品工場を新設
日本の農畜産物を輸出するJA全農インターナショナル株式会社は、本日(3月17日)、香港に食品工場を新設し、現地の寿司チェーンやレストランからの需要に対応すべく、香港で日本産の卵による加工品の製造を開始しました。
香港投資推進局局長代理 ジミー・チャン(右)および全農インターナショナル香港株式会社 社長 金築道弘氏
葵涌の食品工場で製作された卵焼き
全農インターナショナル香港株式会社(ZEN-NOH International Hong Kong Limited) 社長 金築道弘氏によると、葵涌(Kwai Chung)に新設した面積4,000平方フィートの食品工場では、主に卵焼き、温泉卵、茶碗蒸し、卵サンドなど、さまざまな卵加工品を製造します。
「香港は日本の農畜産物の輸出先として、中国本土に次ぐ世界第2位の市場です。日本から輸出される鶏卵のうち、99%以上が香港向けで、当社の新鮮な卵加工品に対する地元の寿司チェーンやレストランからの非常に大きな需要に応えるため、現地に食品工場を開設することにしました」と同氏は語ります。
また、「現地向け製品の品質を高く維持することが重要です。弊社は香港のお客様の声に耳を傾け、解決策を見出し、提案します。香港に新しくできた食品工場では、各レストランのニーズに合わせた、さまざまな卵加工品を製造することができます。深圳や広州への輸出の可能性も探っていく予定です」と続けました。
香港投資推進局(インベスト香港)局長代理 ジミー・チャンは次のように述べました。「貴社が香港のお客様に高品質な日本の卵加工品を提供することに尽力していることを嬉しく思います。活気に満ちた日本食業界と、自由港としての地位と確立された物流・輸送網とが相まって、香港を貴社にとって事業拡大に最適な地としています」
JA全農インターナショナル株式会社について
全農グループは、農業経営と農家の生活を守ることを目的とした農協組織であるJAグループの販売・供給を担っています。また、全農グループは、日本の農産物、畜産物、加工品の輸出を積極的に行っています。全農インターナショナルは、全農グループと連携し、日本の農畜産物の生産者と海外の消費者をつなぐ効率的な流通システムの構築と輸出ビジネスモデルの確立を図り、輸出事業を推進しています。詳しくは、www.zennoh-intl.com/index_en.html をご覧ください。
香港投資推進局(インベスト香港)について
香港投資推進局(インベスト香港)は、香港に直接投資を誘致するために設立された香港特別行政区政府の一部局で、海外および中国本土の企業による香港で事業の立ち上げあるいは拡大を支援しています。個々の要望に応じたサービスやアドバイスを無償で提供しています。詳しくはwww.investhk.gov.hkをご覧ください。
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